2013.02.28 12:38|Veg friendly food|
2013.02.28 02:28|Art&Craft|
カナダでは、ネイティブアメリカンでもインディアンでも無く、彼らをファーストネーションと呼びます。
インディアンは特に差別用語なので、好まれません。
アルバータ州でも、ブリティッシュコロンビア州でも、オンタリオ州でも、彼らのテリトリーはいろんな所に散らばっています。
現状はと言えば、貧しく、ドラッグやアルコール中毒の問題を抱えている人や、高い教育を受けれない人も多いようで、政府はファーストネーションのセクションを持ち、彼らを保護しています。
一度、20代のカナディアン達と話していて、学校でも、差別的なものはあったそう。
ファーストネーションのエリアへ一度行った事があるのですが、そこはもちろん白人ゼロで学校もあって、ファーストネーションの子供のみが通っていました。
そのエリアは、看板で、ドラッグアルコールはしていませんと掲げていて、自分たちでしっかり秩序を守っているタクトでした。
その集会所でボランティアをしている男の子がたった一人の白人。
話を聞くと、パイロットの学校に行きつつ、彼らの文化がとても好きなので、お手伝いをしているそう。
ファーストネーションの集会でも、一人だけ踊り太鼓を叩く白人の男性がいました。
彼らの文化は、本当に素晴らしいので、もっともっと交わり、彼らが誇り高くいれるような社会になったらいいなと思います。
アジア人の私が行くと、アジア人=中国人=ドリームキャッチャーを安く作って売っている敵、と思われて、大きな壁を作られる事も何度かあり、悲しかったです。仕方無いのかな、と思う節もありつつ。。。
アルバータ州には、ファーストネーションの中でもとても裕福なテリトリーの人々もいます。
石油が取れるエリア、アンモライト(石)の取れるエリアに住む人々。
一度働いていたお店で取り扱っていたアンモライトの石は、7ミリくらいの大きさで、100ドルを越えるのが、
知り合ったファーストネーションの人、びっくりするぐらい頻繁に、採掘しています。
それを、カナディアンのアンモライトの会社へ売るそう。
ファーストネーションの人々はアンモライトに売る事に対して税金は免除、白人カナディアンは多くを払わないといけないので、値段に雲泥の差があると聞きました。
ファーストネーションの人々は、近年はいろいろな政策によって政府から守られています。
他にもブリティッシュコロンビア州や、エスキモーアートは、素晴らしくて世間にも認知が高いと思います⭐
個人的には、ファーストネーションの人々はとても魅力的な存在でさひ。
女性が踊っている姿、燐として、強い眼差しで、とても美しくて、男性も、長いつやつやの黒髪を三つ編みして、凛として、奥深い眼差しは、いつ見てもかっこいい!
彼らのアートも、多くのミュージアムで見られて、特にビーズワークやペインティングに感動。
イメージとして、彼らの存在は、日本のアイヌに似ているのかもしれないです。
彼らは、侵略や、資本主義社会の影響もあるのか、保守的で外からのものをお金以外の理由で受け入れない一面も見えたのですが、その奥深い瞳の中には、ネイティブスピリットが今も宿っていると、私は思っています。
そしてその精神を壊す資本主義社会、うーん。
一度、ホピの集会に、日本の富士山のもと、9.11に参加した。
ホピ族は、ホピの予言を書いていて、この世界の平和を求めて、世界中でメッセージを発信してまわっている。
男性の長老、女性の長老がやってきて、満月のその日、日本全国から、2万人が富士山麓に集結した。
セージで身体を清め、大きな大きな輪になって、その日に会った人々とシェアをする。
私はその日、イレギュラーな生理に。満月は生理を呼びやすい。
実は、彼らの文化で、生理は、特別なものなんです。
生理の場合、みんなの大きな輪に参加が出来ない。
長老が言った言葉は今も忘れられず、大切な言葉。
『生理は、女性にとても強いエネルギーをもたらします。それがマイナスに向かえば、殺人をももたらしかねない。けれど、それがプラスに向かうと、ものすごい強力なエネルギーへと代わります。生理期間は、自分と向き合い、静寂の中で見つめる事で、いいエネルギーへと転換しましょう。そして、今、この素晴らしいエネルギーを、大きな輪になっているみんなの元へ送りましょう』
これ以来、生理中のエネルギーは製作のエネルギーへと転換出来るよう、意識しています♡
さて!
ファーストネーションのアートの話!
今まで彼らのビーズワークは、こういう直線的なイメージのみがありました。
けれど、カナダへ来てみて、可愛らしい女性的お花のモチーフが沢山あることを知りました。
イギリスの侵略の影響で、ヨーロッパの模様も。彼らの技術は、ヨーロッパにも影響を与えたそうです。
とても感動していると、運良く、カナダでファーストネーションのおばちゃんの元に通い、ビーズワークを学ばせてもらいました。
かなり地味な作業で、私にとって、おおはまり。
ので、最近は、本業の蝋燭でなく、ビーズに浮気していたのでした。ごめんよ、蝋燭。
いろんな国を旅して見たもの感じたものと、ファーストネーションのビーズを自分なりに織り交ぜての作品作り、
日本でグループ展に出品させてもらっています。機会があればどこかで見てね。
そして、ドリームキャッチャー、やはり本物のレベルはすんごい!!!
オンタリオ州で出会ったファーストネーションの人が作ったドリームキャッチャーが忘れられず、どう探してもネット上、見つからず。
言葉で言うと、技術はもちろんずばぬけてたけているのですが、
なにより惹き付けられた理由は、自然、『風』のスピリットを感じるのです。
それは、他の国の人々が真似て作ったのともお土産屋さんのとも、明らかに違う。すごいです。。。
機会があったら、本物、是非見てください。
http://whiteflamecandlecompany.com/products/first-nations-art-culture/
他にも、ペインティング、彫刻、シルバージュエリーも。
でも個人的にとっても好きなのは、北の先住民、エスキモーの人々の絵や版画!
とても可愛いんです。こういう物語の中で生きているようなの、好きです。夢の中でいきてたーい!